船釣りでは仕掛けの交換・ライン切断・魚の血抜きなど、ハサミやカッターを使う場面が頻繁にある。「普通のハサミで代用しよう」と思いがちだが、PEラインは一般的なハサミでは全く切れない。適切な道具を選ぶことが作業効率と安全に直結する。
船釣りで必要な「切る道具」の種類
| 道具 | 主な用途 | 必要性 |
|---|---|---|
| ラインカッター(PEカッター) | PEライン・リーダーの切断 | ★★★(必須) |
| 釣り用ハサミ | リーダー・枝ス・血抜き全般 | ★★★(必須) |
| フィッシュナイフ | 魚の血抜き・捌き | ★★☆(あると便利) |
| プライヤー内蔵カッター | プライヤーと一体型 | ★★☆(兼用で便利) |
PEラインを切るための道具選び
PEラインは「超高強力ポリエチレン繊維」で、一般的なハサミや爪切りでは刃が滑って切れない。PEライン専用の「セラミックカッター」か「フッ素コーティング刃のラインカッター」が必要だ。
| タイプ | 特徴 | 価格帯 |
|---|---|---|
| セラミック刃ラインカッター | 錆びない・PEを確実に切れる・長持ち | 500〜2,000円 |
| フッ素コーティング刃 | 切れ味鋭い・比較的安価 | 300〜1,000円 |
| チタンコーティング刃 | 耐久性高・高品質 | 1,000〜3,000円 |
📌 40年の経験から:私はシマノのラインカッターCT-561Pを15年以上使い続けている。セラミック刃でPEからリーダーまで切れ、コンパクトでベストのポケットに入る。錆びたことが一度もない。
釣り用ハサミの選び方
リーダーの切断・仕掛けのトリミング・血抜きなどに使う汎用ハサミ。ステンレス製・防錆加工済みのものを選ぶ。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 刃の材質 | ステンレス製(防錆必須) |
| 刃の形状 | 直刃(汎用)またはギザ刃(ライン滑り止め) |
| サイズ | 15〜20cmが使いやすい |
| 収納 | 鞘(さや)付きで安全 |
血抜き用ナイフの考え方
釣れた魚の鮮度を保つ「血抜き(エラ切り)」には、小型のフィッシュナイフまたは先端が細いハサミが使いやすい。専用の「シース付きフィッシュナイフ」はコンパクトで安全に収納できる。
⚠️ 船の上でナイフを使う場合は周囲を確認してから使う。刃物事故は毎年報告されている。使用後は必ず鞘に収め、放置しないこと。
道具の管理:紛失・怪我防止のために
- ラインカッターはベストの首元か胸ポケットにストラップで装着
- ハサミは専用ケースに入れてタックルボックスに収納
- ナイフは必ず鞘に入れてから保管・絶対に剥き出しで放置しない
- 釣行後は全ての刃物を真水で洗い、乾燥させてからオイルを薄く塗布
よくある質問(Q&A)
Q. PEラインが爪切りで切れると聞いたが本当?
細いPEライン(0.4号以下)なら切れる場合があるが、太いPE(0.8号以上)は爪切りでは刃が傷むだけで切れないことが多い。専用のPEカッターを使うことで確実にきれいに切断できる。
Q. ハサミとラインカッター、どちらか1本だけ持つなら?
船釣りではラインカッターを優先する。PEラインを確実に切れることが最重要で、ハサミはリーダー・仕掛け系の作業には使えるが、PEには不向きなことが多い。
Q. 刃が錆びてしまった。研げる?
セラミック刃は家庭での研ぎが難しいため、錆びたら交換が現実的。ステンレス刃は砥石で研ぐことができる。釣行後に真水洗い→完全乾燥→オイル塗布を徹底すれば錆の発生を大幅に防げる。
📌 筆者プロフィール
あおたん|釣り歴40年
瀬戸内(しまなみ海道・笠岡諸島・今治沖・松山沖・周防大島周辺)を中心に、遊漁船と仲間の船で実釣。タイラバ・船タコ・バーチカル青物・ティップランを年間を通じて釣行。「再現性のある考え方」を重視した記事を書いています。
あおたん|釣り歴40年
瀬戸内(しまなみ海道・笠岡諸島・今治沖・松山沖・周防大島周辺)を中心に、遊漁船と仲間の船で実釣。タイラバ・船タコ・バーチカル青物・ティップランを年間を通じて釣行。「再現性のある考え方」を重視した記事を書いています。

