【完全版】PE・リーダーの太さ早見表と選び方|タイラバ・青物・タコ・ティップラン(瀬戸内)

釣り糸複数の写真、PEライン ライン/リーダー


船釣りを始めた人が最初に「どれを買えばいいか分からない」と感じるのが、PEラインとリーダーの選択だ。

釣具店に行くと号数・素材・メーカーで棚が埋め尽くされており、どれが正解か分からなくなる。でも実際は、釣り物ごとに「標準答案」がある。40年の経験で行き着いた、瀬戸内の船釣りに特化したPE+リーダーの選び方を解説する。

まず早見表:釣り物別・推奨PE&リーダー

釣り物 PEライン(号) リーダー(号) リーダー長さ 理由
タイラバ 0.8〜1号 3〜4号(フロロ) 2〜3m 感度重視・細いほどヘッドの動きが出る
船タコ 1.5〜2号 5〜8号(フロロ) 30〜50cm 根掛かり多・強引なやり取り・ラバーの抵抗
バーチカル青物 1〜1.5号 4〜5号(フロロ) 1〜1.5m 瞬間的な強度・走られたときのショック吸収
サワラ/サゴシ(船キャスティング) 1〜1.5号 5〜8号(ナイロンorフロロ) 1.5〜2m サワラは歯でラインを切る。太いリーダー必須
ティップラン(船エギング) 0.5〜0.8号 1.5〜2号(フロロ) 1.5〜2m 感度重視・細いPEでエギを自然に漂わせる

⚠️ この表は「初心者向けの標準答案」。ベテランや特定のポイントでは異なる選択をすることもある。

🎣 釣り物別の詳しい解説はこちら

自分の狙う釣り物が決まっているなら、下のページで号数・長さ・結び方まで具体的に確認できる。

PEラインの基礎知識

号数と強度の目安

号数 強度目安(lb) 使用シーン
0.5号 8〜10lb ティップラン・アジング船
0.8号 12〜14lb タイラバ(瀬戸内標準)
1号 16〜18lb タイラバ大型・バーチカル青物
1.5号 20〜25lb 青物全般・サワラ
2号 30lb前後 タコ・大型青物

4本撚りと8本撚り、どちらを選ぶ?

4本撚り:強度が高く、コスパが良い。ざらっとした表面が根ズレに強い。タコ・青物向き。

8本撚り:表面が滑らかで飛距離が出る。感度が高い。タイラバ・ティップランに有利。

📌 40年の経験から:タイラバでは8本撚り0.8号が感度と操作性のバランスが最良。PE1号以上になると重いヘッドでは必要ないことも多い。迷ったら0.8号8本撚りからスタート。

リーダーの基礎知識

フロロとナイロン、どちらを使う?

フロロカーボン:比重が高く(沈む)、根ズレに強く、伸びが少ない。タイラバ・タコ・ティップランに最適。

ナイロン:伸びがあってショックを吸収する。サワラ・サゴシのように歯で切られやすい魚に対して「伸び=時間稼ぎ」になる。

リーダーの長さの考え方

長すぎると魚がヒットした後のやり取りで扱いにくい。短すぎるとPE本線に魚体が当たってラインブレイクのリスクがある。

  • タイラバ:2〜3m(タモ入れ時にPE部分を手で持てるギリギリの長さ)
  • タコ:30〜50cm(根掛かり時の引っ張りに必要な強度だけ確保)
  • 青物:1〜1.5m(走る魚に対して余裕を持たせる)
  • ティップラン:1.5〜2m(エギを自然に漂わせる・繊細さ重視)

接続ノット:PEとリーダーの結び方

FGノット(推奨)

強度が非常に高く、ガイドの通りが良い。習得まで時間がかかるが、一度できれば最も信頼できるノット。船の上で結ぶのが難しい場合は港で結んでから出港する。

FGノットの強度は「摩擦系」なので、最後の仕上げを丁寧にすることが重要。端糸を5回以上ハーフヒッチで止め、最終的に2本でダブルエンドノットで締める。

電車結び(初心者向け)

簡単で覚えやすいが強度はFGノットより劣る。入門期は電車結びで慣れながら、徐々にFGノットに移行するのが現実的。

💡 PEとリーダーのノットは濡れた状態で締めること。乾いたまま締めると摩擦で強度が下がる。

瀬戸内の釣行で起こりがちなラインミス

ミス 原因 対策
タコ釣りでラインブレイク リーダーが細すぎ(3号以下) 5号以上に太くする
タイラバで底取りが悪い PEが太すぎる(1.5号以上) 0.8〜1号に細くする
サワラでリーダー切れ フロロが細すぎ(4号以下) 5〜6号以上のナイロン/フロロに
ティップランで感度がない PEが1号以上 0.6〜0.8号に細くする


実釣エピソード:ラインミスで大物を逃した日

周防大島沖でのタコ釣り。底でズシンとした重さが来て「大物だ」と確信しながら慎重に引き上げていた。残り5mというところでラインがプツンと切れた。リーダーを確認すると、根ズレで半分以上摩耗していた。

その日は節約のつもりで3号のリーダーを使っていた。「タコには最低6号以上」という原則を守っていれば防げたミスだ。大物を逃した後悔から、それ以来タコのリーダーは絶対に6号以下にしないと決めた。

号数と強度の換算表(実際に使う感覚で)

PEライン号数 強度(lb)目安 切れる状況の目安
0.6号 10〜12lb(約4〜5kg) ブリ70cm超の瞬間的な走りで危ない
0.8号 14〜16lb(約6〜7kg) タイラバ・ティップランの標準
1号 18〜20lb(約8〜9kg) 青物・大型マダイ対応
1.5号 25〜28lb(約11〜12kg) サワラ・大型青物対応
2号 30〜35lb(約14〜16kg) タコ専用・大型ヒラメ

釣り物別 リーダーの太さ早見表(決定版)

瀬戸内の船釣りでよく狙う釣り物ごとに、PEライン号数・リーダー号数(lb)・長さの目安をまとめた。まずはこの表を基準に、潮の速さや根の荒さで前後させよう。

釣り物 PE(号) リーダー(号) リーダー(lb) 長さ目安
タイラバ 0.8〜1 2.5〜3.5 10〜16lb 3〜5m
ティップラン(アオリイカ) 0.5〜0.8 2〜2.5 8〜10lb 2〜3m
船タコ 3〜5(or直結) 8〜12 30〜50lb 50cm〜1m(短め)
青物ジギング 2〜4 8〜12 30〜50lb 4〜5m
サワラ・サゴシ 1.5〜2 6〜10(+ワイヤー) 25〜40lb 3〜4m
太刀魚テンヤ・ジギング 1〜2 5〜8 20〜30lb 2〜3m
メバル・アジ(ライトゲーム) 0.3〜0.4 0.8〜1.5 3〜6lb 1〜2m
キス・カワハギ 0.6〜0.8 1.5〜2 6〜8lb 1〜1.5m
📌 潮が速い・根が荒いほど、リーダーは太く・短くするのが基本。数値は瀬戸内の一般的な目安で、船宿の指定があればそれに合わせよう。号とlbの換算は上の換算表を参照。

釣り物別の詳しい選び方はこちら:タイラバ/ティップラン/船タコ/青物/サワラ・サゴシ。

よくある質問(Q&A)

Q. PEとリーダーの結び目から切れることが多い。原因は?

最も多い原因は「ノットの締め込み不足」と「乾いたまま締めた摩擦熱」だ。PEとフロロカーボンは伸びが異なるため、乾いた状態で力をかけるとPE側に摩擦熱が発生してラインが傷む。必ず唾液や水で湿らせた状態でゆっくり締め込むこと。また電車結びはノット強度が50〜60%程度しか出ないため、タコや青物にはFGノットへの移行を強くすすめる。

Q. リーダーはどのくらいの頻度で交換する?

目視で確認できる傷・白化・ざらつきが出たら即交換。タイラバは1日の釣行で2〜3回ヘッドを交換するたびに先端をチェックし、怪しければ交換する。タコは根掛かり解除で強く引っ張った後は必ず確認。サワラは1尾取り込んだ後に歯の痕がないか確認し、傷があれば交換する。

Q. フロロとナイロン、どっちが根ズレに強い?

根ズレ耐性はフロロカーボンの方が高い。フロロは表面硬度が高く、岩や捨て石での摩耗に強い。ナイロンは柔軟性が高く衝撃吸収性は優れるが、根ズレには弱い。タコや根魚を狙う場合はフロロ一択。サワラのように歯による切断が問題の場合はナイロンの「伸び」が時間稼ぎになることがある。

Q. ラインの色は釣果に影響する?

PEラインの色は釣果への直接的な影響はほぼない(ラインは水面上・空中にあるため)。ただしマーキング付き(10mごとに色が変わる)のラインはタナ(水深)管理に非常に便利で、タイラバやティップランでの実釣時に役立つ。リーダーの色については、クリア(透明)が最もオーソドックスで無難だ。

Q. タイラバのリーダーは何号(太さ)?

2.5〜3.5号(約10〜16lb)が標準。根が荒い場所や大鯛狙いは太めにする。

Q. タコ釣りのリーダーは何号?必要?

船タコは太めが基本で8〜12号(30〜50lb)。太いPEに直結する人も多い。根ズレに強い太さが安心だ。

Q. ティップランのリーダーは何号・長さは?

2〜2.5号(8〜10lb)、長さは2〜3mが目安。

Q. 青物(ハマチ・ブリ)のリーダーは何号?

8〜12号(30〜50lb)が目安。魚のサイズと、歯・エラの鋭さに合わせて太くする。

Q. リーダーの太さの決め方は?

PEの強度(lb)の約3〜4倍のlbが基準。根の荒さや魚のサイズで前後させる。


📌 筆者プロフィール
あおたん|釣り歴40年
瀬戸内(しまなみ海道・笠岡諸島・今治沖・松山沖・周防大島周辺)を中心に、遊漁船と仲間の船で実釣。タイラバ・船タコ・バーチカル青物・ティップランを年間を通じて釣行。「再現性のある考え方」を重視した記事を書いています。
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