瀬戸内(しまなみ周辺)のタイラバは、水深10〜50mがメインになりやすく、初心者でも手順どおりにやれば釣りが成立します。
逆に言うと、釣れない原因のほとんどは **「底が取れてない」か「一定巻きが崩れている」**のどちらかです。
この記事では、船長の指示がある前提で、初心者が迷わないように
1) 基本の流れ → 2) 底取りと糸ふけ → 3) 当たりの対応 → 4) 釣れない時の直し方 を図解付きでまとめます。
※船長の指示(ヘッド重量、レンジ、巻きスピード)が最優先です。
この記事は「迷った時の基本の型」として使ってください。
結論:初心者はこの3つだけ守ればOK
- 着底したら、すぐ糸ふけを取る
- 竿を立てすぎず、一定スピードで巻き続ける
- 当たりが出ても、強く合わせない(巻き続ける)
この3つができると、ネクタイやフックの調整が効くようになります。
最低限の道具(ざっくり)
細かいおすすめは別記事にまとめています(内部リンクは後で差し替えOK)。
- ロッド:タイラバ専用(6.6〜6.9ft、ML〜M目安)
- リール:100〜150番(ベイト)
- ライン:PE0.8前後/リーダー4号前後
- ヘッド:TG中心なら30〜60gをよく使う(船長指示優先)
- ネクタイ・フック:予備必須(消耗品)
PE/リーダー早見表/重さの決め方/ネクタイローテ/フック解説
基本の流れ(これだけで釣りになる)

① 落とす
クラッチOFFで落とし、着底まで待ちます。
※糸ふけが出すぎないように、軽く親指でスプールをコントロールできると理想。
② 着底(ここが最重要)
着底したら、すぐにクラッチON→巻いて糸ふけを回収。
「底を感じられる状態」を作ってから巻き始めます。
③ 一定巻き
竿は立てすぎず(だいたい30〜45°)、一定スピードで巻き続けます。
「速い/遅い」より 一定 が最重要です。
④ 回収→再投入
船長の指示レンジ(例:底から10m)まで巻いたら回収して、また落とします。
瀬戸内10〜50mは手返しが効くので、落とし直し回数=チャンスになります。
着底が分からない原因の9割は「糸ふけ」

着底の合図(よくあるパターン)
- 落下中のラインが「フッ」と止まる
- 竿先が少し戻る
- スプールの回転が止まる
→ こう感じたら、すぐ糸ふけ回収へ。
着底したら必ずやること
- クラッチON
- 2〜3回転だけ巻いて糸ふけを取る
- 竿先で「底」を感じられる状態にする
これで、釣りの難易度が一気に下がります。
一定巻きのコツ(初心者が安定するやり方)
- 竿を立てすぎない(立てると巻きがブレやすい)
- ハンドルは「同じリズム」で回す
- 巻きが速くなる人は、意識的に“少し遅め”で固定する
- 途中で竿をあおらない(タイラバは基本“ただ巻き”)
瀬戸内10〜50mの目安レンジ
船長に「底から○m」と言われたらそこを優先。
指定がない時は、まずは
底→一定巻きで5〜10m を丁寧に通す(当たりが出やすいゾーン)
→ 反応がなければ回収して落とし直す、でOKです。
当たりの種類と“正しい対応”(合わせない)

よくある当たり
- コツコツ(小さい連続)
- ゴゴン(明確)
- なんか重い/違和感(これも当たりのことがある)
やること(これだけ)
- 巻き続ける(止めない)
- 乗らない時は「ほんの少しだけ」ゆっくりにしてみる
- 強い合わせは不要(むしろバレやすい)
釣れない時のチェックリスト(上から順に)
- 着底が分かっているか(分からないなら重さを上げる/糸ふけ回収を徹底)
- 一定巻きが崩れていないか(速くなったり止めたりしてないか)
- ラインが横に出すぎていないか(流され過ぎ=重さ不足のサイン)
- フックが鈍っていないか(当たりがあるのに乗らない時は最優先で交換)
- ネクタイの形(カーリー/ストレート)を変えたか(色より形が先)
- 巻くレンジを変えたか(底5m→10mなど)
- 落とし直し回数を増やしたか(瀬戸内は手返しが効く)
- 船長の指示レンジに入っているか(底から○mなど)
- そもそも潮が動いているか(止まる時間帯は“粘りすぎない”も大事)
タイラバの重さ早見表(水深別)
タイラバの重さ選びの基本は「底がしっかり取れる最低限の重さ」。水深と潮の速さで決まる。目安は水深(m)×1.5〜2g。下表を基準に、潮が速い・二枚潮なら重く、緩い・浅場なら軽く調整しよう。
| 水深 | 標準的な重さ |
|---|---|
| 〜20m | 45〜60g |
| 20〜40m | 60〜80g |
| 40〜60m | 80〜100g |
| 60〜80m | 100〜120g |
| 80〜100m | 120〜150g |
| 100m〜 | 150〜200g |
タイラバのカラー(ネクタイ色)の選び方
タイラバのカラー(主にネクタイの色)は、その日の状況で反応が変わる。基本の考え方と、迷った時のローテーションを押さえておこう。
| 状況 | おすすめの傾向 |
|---|---|
| 澄み潮・晴れ | ナチュラル系(オレンジ・赤金・グリーン系) |
| 濁り・曇り・朝夕 | アピール系(赤やオレンジの強い色、ケイムラ、グロー) |
| 渋い時 | 小さめ・地味め、または思い切ってアピール系に振る |
| 迷ったら | 定番の赤系(オレンジ/赤金)から始める |
よくある質問(Q&A)
Q. どのくらいの速さで巻けばいい?
A. 「速い/遅い」より一定が最優先です。まずは“自分が続けられる速度”で固定して、当たりが無ければ少しだけ変えます。
Q. 当たりがあるのに掛からない…
A. まずはフック交換(針先チェック)。次にフックサイズや本数、段差を調整するのが近道です。
Q. 底が取れない日はどうする?
A. まずは糸ふけ回収を丁寧に。改善しないなら、船長の指示に合わせてヘッドを重くして「釣りが成立する状態」を作ります。
関連記事
Q. タイラバの重さの選び方は?
底が取れる最低限の重さを選ぶ。目安は水深×1.5〜2g。潮が速ければ重く、緩ければ軽く調整する。
Q. タイラバは何グラムがいい?
瀬戸内の標準は60〜100g。迷ったら80gを基準にすると扱いやすい。
Q. 水深100mでは何グラム?
120〜150gが目安。潮が速い日は150〜200gまで上げて底を取る。
Q. タイラバのリーダーは何号?
2.5〜3.5号(10〜16lb)が標準。詳しくは各記事のリーダー早見表を参照。
Q. タイラバのネクタイの色は何がいい?
迷ったら定番の赤・オレンジ系から。澄み潮はナチュラル、濁りや朝夕はアピール系が基本だ。
Q. カラーローテーションのやり方は?
一度に1色ずつ変える。赤→オレンジ→グリーン→アピール系と試し、反応が出た色を続けるのがコツ。
Q. 渋い時のカラーは?
小さめ・地味めを試すか、逆にアピール系に振る。ネクタイの形状(ストレート/カーリー)も合わせて変えると効くことがある。
まとめ
瀬戸内(10〜50m)のタイラバ初心者は、まず
底取り → 糸ふけ回収 → 一定巻き → 当たりでも巻き続ける
この型だけで釣りが成立します。
次は「この基本の型のまま釣果を伸ばす」ために、
ネクタイローテか**フック調整(掛からない対策)**に進むのがおすすめです。

